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http://www.55-58saisei.sakura.ne.jp/ から引用
大学が未来にわたすもの
法政大学55/58年館の再生を望む会 主催:見学会/シンポジウム/展示会 2010年12月25日(土)13:30~18:00 法政大学市ヶ谷キャンパス58年館834教室 102-8160 東京都千代田区富士見2-17-1 JR市ヶ谷駅から徒歩10分
13:30~14:20 | 見学会 | 法政大学55/58年館 正面玄関前集合 | 14:30~15:30 | 基調講演 | 松隈洋(京都工芸繊維大学教授) | 15:40~17:40 | 座談会 | 上原公子(前国立市長)/大江新(法政大学教授)/陣内秀信(法政大学教授)/松隈洋/吉川新吾(社会学部卒業生)[予定] 司会 岡崎浩司(法政大学55/58年館の再生を望む会代表 | 14:30~18:00 | 展示会 | 58年館834教室前廊下にて同時開催 | 見学会/基調講演/座談会/展示会:参加無料(当日先着順) 懇親会:3000円(当日受付・事前申込可) |
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法政大学55/58年館は、1995年に解体された53年館を含む一連の校舎群として、当時、法政大学建築学科教授であった大江宏によって設計され、建設されました。
前面をガラスとスチールの黒いラインで構成するその清冽なデザインは、戦後日本を代表する現代建築として、様々な評価を受け、1959年には文部大臣賞芸術選奨および日本建築学会作品賞を受賞しています。
その姿は、現在でも決して古びることはなく、日本国内だけでなく、世界に誇れる学校建築として、外濠の緑豊かな景観の一部を形成しています。
1959年代、戦後の焦土復興のなかで日本が一瞬垣間見せた純粋な民主主義への希求が、この輝かしい校舎となって具現化します。そこには、当時の大内兵衛総長を中心とする大学の人々の、戦争と決別し自由な学園を築き上げようとする願いが込められています。55/58年館は、名建築としての価値のみならず、戦後の新制大学としての法政大学の歩みを表象すると同時に、日本の戦後史をもシンブライズする文化的資産としての存在意義をも有しています。
現在、法政大学市ヶ谷キャンパスは、当55/58年館を含んで80~00年代までの校舎群が新旧混在し有機的風景を形成しています。そのなかで、50数年間をへてなお清新な55/58年館は、学び舎であった多くの卒業生にとって「記憶を呼び起こすことのできる」唯一の建築です。それは、現役学生と卒業生を繋ぐ生きた歴史再生の場であることを意味し、「未来に対して残すべき文化」であることを指し示していると考えます。
本企画では、シンポジウムおよび展示会、見学会を通して、法政大学55/58年館を題材に「大学が未来にわたすもの」について考えます。
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